2010年5月に遠隔画像診断支援サービス業界最大手である(株)ドクターネットの代表取締役かつ筆頭株主である佐藤俊彦先生の保有株式すべてを、写真DPE用ラボ機器最大手のノーリツ鋼機の子会社であるNKリレーションズが取得するとの報道がなされました。
その当時、ノーリツ鋼機は写真DPE用イメージング分野が主たる事業で、医療には無関係な会社です。写真用DPE事業が斜陽となるのが明確な中、事業の多様化を図るため医療分野での事業展開を目指していたと報道されました。
遠隔画像診断支援サービス提供会社は、医師が設立あるいは医師をバックアップする形で医療系企業が設立したものがほとんどでしたが、この株式の取得により(株)ドクターネットが、放射線科医である佐藤先生の手から医療分野で収益の向上をめざす企業の手に渡ることになりました。
株式売却に至る経緯については、佐藤俊彦先生の著書「だから放射線科医はおもしろい!」に詳しく記載されていますので是非ともお読みください。